この度、Brand New Records から、自身初のソロアルバムをリリースすることになりました。
音楽生活も26年を迎え、ようやく地に足が着いてきたように思います。そんな時期に去年、今年と、長年共に進んで来た大切な音楽の同志を失うということが続き、僕の足もとがぐらつく感触を抑えられなくなった時に、新たな気持ちでの音楽活動を後押ししてくれたのはやはり同志のミュージシャンのみなさんでした。
彼らと共に自分の音楽を形にしてみたい、というのがこのアルバム制作の発端でした。それと同時に、特に浅野祥之さんと切磋琢磨して築いて来たものの延長線上にいる自分を確認し、見つめ直した上で、次の一歩を歩み出したいと。。
それらの想いを持って制作を進めるうちに、自分の内面と向かい合うような楽曲が多いアコースティックギター中心のものと、外に向かってエネルギーを放出するような楽曲の多いエレクトリックギター中心のものをそれぞれ別のディスクに収めた2枚組として完成させることに至りました。
[ INSIDE ]と名付けたディスクはアコースティックギターサウンドで、僕一人の多重録音でその音世界を作ったものが多く、実際にレコーディングにおいて自分自身と向き合いながら制作を進めることになりました。
[ OUTSIDE ]と名付けたディスクはエレクトリックギターサウンドで、僕の大切な音楽仲間たちとライヴでの演奏の時のように音の化学反応を楽しみながら思い切り気持ち良くギターを弾きました。
僕の人生においてこの時期に、このような意義のあるアルバムをリラックスした環境で楽しみながら創ることができ、この「EVER」を皆さんに聴いていただけることを心から感謝します。
どうか皆さんにも楽しんでいただいて、いつまでも愛聴盤として手元においていただけますように・・。
2007年 冬
渡辺貞夫さんのグループに参加させてもらうようになってから18年が過ぎました。本当に多くのことを経験でき、学ぶことができました。貞夫さんのプレイだけでなく楽曲のファンでもある僕にとって、この曲をソロアルバムに収めることができたのは本当に嬉しい限りです。当初はアコースティックギターの多重録音で完成させる予定でしたが、貞夫さんも参加してくださることになり、アレンジに少々手を加えて素敵な作品になりました。
広い大地に広がる草原と、そこに優しく吹く風を肌に感じる心地よさ・・がイメージしてもらえるでしょうか。
SOURCE のセカンドアルバムのラストチューンとして収められていた曲のセルフカバーです。
まず片方のギターを一人で演奏し、それを聞きながらもう片方を演奏、さらに1本目を録音しなおし、更にもう片方を・・と徐々に Duo としての会話を成立させてみました。
この演奏を母に捧げます。
全てのことに感謝して。。
David Sanborn のアルバム「Promise Me The Moon」の2曲目に収められている小曲です。James Taylor が息子のために書いたといわれています。
ソロギターから始まり、途中から Duo になっていくアレンジです。
大村憲司さん、浅野祥之さんはこの曲のことがとても好きでした。僕の愛する二人のギタリストを想いながら。。
「JとB」のライヴでよく演奏していた曲です。
ブルージーな曲調の部分とメロウな曲調の部分とのブレンド具合がおもしろい曲だと思います。
これも左右のギターを交互に録音しなおす作業を繰り返しながら、相手の音に反応していくというライブ感のあるDuoの形に仕上げました。
We're Not Alone. 僕たちはいつだって一人ぼっちではないはずです。
クラシカルな香りのメロディのこの曲、作曲はベースの渡辺直樹さんです。
直樹さんと Duo のライブをする際には必ず演奏する定番の曲です。
エレクトリックベースのナチュラルハーモニクスを多用した、渡辺直樹さんならではのバッキングが見事にこの曲の世界を創りあげています。
英語の「乾杯!」という意味です。
アコースティックギターの多重録音で完成させました。明るく楽しい、元気の出る曲です。
ライヴの後の打ち上げで、まず「乾杯!!」と飲み干す1杯目のビールは最高!です。
ギターのボディを叩いてカホーン風のリズムトラックも作ってみました。
「とこしえに」「永遠に」という意味を込めたアルバムタイトルチューンです。
参加していただいたミュージシャンの方たちのミュージシャンシップ溢れる素晴らしい演奏で、とても暖かい曲になりました。
大切な愛する人とは誰でもいつも、いつまでも繋がっているのです。
春がいっぱい オリジナルは The Shadows が60年代にヒットさせた「春がいっぱい」です(アルバム「Out of the Shadows
」に収録)。
大村憲司さんの奏でた「春がいっぱい」も名演です。「JとB」のライヴでもよく演奏しました。
オリジナルとは違うコード進行を使いましたが、このアイデアも大村憲司さんのライヴバージョンを参考にしました。
左右のギターを交互に録音しなおしながら、暖かみのある Duo の形に仕上げました。
僕の思うところの、「Electric guitar が似合う曲」の代表的なものです。タイトなリズムに気持ちよくDrive した Blues Rock 的なギターの音色がブレンドして壮快な気分になります。「とにかく元気に、楽しくやろうよ!」がテーマの曲です。
本田雅人さんをフィーチャーして、元気良さに拍車をかけてもらっています。本田氏の一人多重録音によるセクションも聴きどころのひとつです。
これはドライヴィングミュージックに最適でしょう!
Steely Dan の名盤「Aja」に収録されている「I Got The News」のベースラインをモチーフに作りました。
明確なメロディと言えるものが存在しないというのが特徴の曲で、ベースとドラムとリズムギターの絡みが曲そのものとなっています。今アルバムの中で一番多くのギターを使用した曲でもあります。
僕のちょうど半分の年齢のリズム隊のフレッシュなプレイも清々しいです。今の僕のライヴ活動はトリオ編成が中心となっていますが、この曲はライヴでは自由度の増した別アレンジで盛り上がりながら、毎回違う曲に出来上がります。
J&B の活動初期に演奏していた曲です。
当初僕の書いた譜面が読み辛く、行き先を見失いやすいということで「Lost the Way」という曲名でしたが、譜面を整理して書き直したところ進行が思いのほかシンプルになったため、「Easy To Go」に曲名を変更しました。
ジャズフュージョン色が強い曲ですが、ゆったりとしたテンポの中でもこのリズム隊はあくまで Tight & Funky です。全員が反応し合ったとても良いテイクです。
J&B の活動初期に演奏していた曲です。
「3. Easy To Go」と同じく、J&B でライヴで演奏していた曲です。
僕の記憶にある「昭和40年代のころ」をイメージしながらできた曲です。始めて聴いたのになんだか知っているような、懐かしいような・・そんな曲です。
変形マイナーブルース、、なんでしょうか。。
J&B のライヴで数回演奏したものをアレンジし直して、JとB でも何回か演奏してきましたが、今回このアルバムに収めるにあたり、あらためて作曲し直した上で、全面的に松本圭司さんに楽曲プロデュースをお願いしました。
サイバーでいてオーガニック、暖かいのにクール。松本氏のアコースティックピアノソロも素晴らしいです。僕の想像していなかった音色の組み合わせで、僕の欲しかった世界観を完璧なまでに膨らませていただきました。
このアルバムの中でも最も印象的な仕上がりになっています。
僕が毎月のように出演するにまで縁が深くなった広島のライヴハウス「Jive」。そこでみんなでセッションして盛り上がるために・・と書いた曲です。
このテイクも正にスタジオがライブハウスになったかのような、エネルギーが充満したものになりました。自由な発想でうねるベース、スタジオレコーディングとは思えない白熱のドラムソロ、全体を徐々にヒートアップさせるHammond B-3、ギターとアルトサックスの息の合ったメロディ、熱いソロバトル。。
これを聴いていてムズムズときたら、是非ライブにも足を運んでください!!
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